シンボルツリーのアオダモが新築の家を引き立てるお庭

シンボルツリーのアオダモが新築の家を引き立てるお庭

こんにちは。FORUMの大原です。

新しい物件が続々と完成しており、おかげさまで忙しい日々を送っております。

弊社が扱っている植物は、四季を楽しめるものや家を引き立ててくれるもの、手入れのしやすいものなど魅力にあふれた植物ばかりです。
前回のブログではその一つでもある、エゴノキについて詳しくご紹介させていただきましたが、今回は「アオダモ」についてご紹介していきたいと思います!

アオダモは、日本各地の山地に自生しており、庭木としても人気の樹種なので知っている方も多いのではないでしょうか?

班入りアオダモ_s.jpg

知っている方も知らない方も、このブログを読んで少しでもアオダモについて詳しくなり、興味を持っていただけたら嬉しいです。

それでは早速ですが、アオダモの特徴や魅力、育て方のポイントなど見ていきましょう!


◆アオダモの基本情報
科名・属名 モクセイ科・トネリコ属
分類    落葉高木
樹高    自然樹形の場合10~15m、庭植えの場合3~5m
原産地   日本、中国、朝鮮半島
開花期   4月~5月
別名    コバノトネリコ、アオダゴ


◆アオダモの特徴
アオダモは自然樹形だと10~15mに達するため、庭木としては大きすぎると感じる人もいるかもしれませんが、庭で育てる場合には3~5mほどの好みの高さに抑えられるので庭木に向いています。

アオダモの特徴は何といっても、自然樹形が美しいことにあります。
枝がすらっと細く伸びていき、葉は爽やかな黄緑色、小ぶりな楕円形の葉なので圧迫感を感じにくいスタイリッシュな樹木です。

アオダモの葉_s.jpg

またアオダモは、桜の開花が終わった4月~5月頃に白い花を咲かせます。
一つ一つの花は5〜6mmと小さいのですが、小さな花が集まり木全体を覆うように咲くので、満開時にはとても見ごたえがあります。
ちなみにアオダモの花言葉は「幸福な日々」と「未来への憧れ」という、お庭に植えるのに最適な明るい言葉です。

アオダモの花_s.jpg

花が咲き終わると、緑の羽をつけた実を付け、10月には赤く熟します。
風に吹かれるとひらひらと舞うように落ちる実は、風情を感じられます。

葉は秋になると紅葉し、冬に一斉に落葉するので、四季の移り変わりを知らせてくれます。


◆アオダモの幹
灰白色の幹は、肌触りのよい滑らかな質感で、斑点の模様があるのが特徴です。
幹に模様を持つ木は少ないので、自然な空間をつくる際にアオダモは欠かせない存在です。

アオダモの幹_s.jpg

今回施工したガーデンには、班入りのアオダモ(写真左)と斑点なしのアオダモ(写真右)を植えています!

アオダモ全体_s.jpg

↓班入りのアオダモ(左)
班入りアオダモ_s.jpg

↓斑点なしのアオダモ(右)
斑点なしアオダモ_s.jpg

また斑点の違いだけでなく、左は株立ち、右は一本立ちという違いもあります。
アオダモだけでも、様々な顔を見せてくれるのも魅力の一つです。


◆アオダモの育て方のポイント
アオダモは耐寒性が強く、暑さにもやや強い木です。
生長スピードも遅いことから、初心者の方でも非常に育てやすい樹木です。

・日当たりのよい日陰を好みます。
 風通しがよく、西日が照りつけない場所を選びましょう。

・通気性、排水性に優れた用土を用意します。
 植え付けの2~3週間前に、土を掘り起こして腐葉土や堆肥、緩効性肥料などを
 混ぜ込んでおきましょう。

・幼木や植え付け後の株は水を多く必要とするため、乾いたら水やりをします。
 しっかり根づいた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるので、水やりはほとんど不要です。
 ただし、真夏に乾燥しすぎる場合は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。

・アオダモはほとんど病気が発生しない丈夫な樹木ですが、まれに褐班病(かっぱんびょう)が原因で、
 葉に茶色の斑点が現れることがあります。
 症状が出ている際は、葉を取り除きましょう。

・剪定時期は、落葉期の1月〜3月を目安に行います。
 自然樹形を楽しむ庭木なので、込み合っている部分を切り取って風通しをよくする
 「透かし剪定」をします。
 また剪定する際は、枝の途中ではなく根元から切るようにしましょう。


いかがでしたでしょうか?

アオダモは自然樹形が美しく、和風洋風どちらのテイストにも合う庭木です。
また、環境になじみやすくメンテナンスの手間も比較的少ないので、シンボルツリーとしても人気があります。
今回のブログで、アオダモの魅力が少しでも皆さんに伝わってくれたら嬉しいです^_^