暮らしを彩るオリーブ

暮らしを彩るオリーブ

こんにちは。FORUMの城です。

最近よく「オリーブをお庭に植えたい」というご要望をいただくことが多くあります。

オリーブは、オリーブオイルやオリーブの実など日常生活でも親しみのある植物ですが、そのおしゃれな樹形やスモーキーな雰囲気の幹、そしてオリーブグリーンともいわれる葉色などに魅力を感じる人が多いのではないでしょうか?

物件写真オリーブ1_s.jpg
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オリーブとひとことで言っても、なんと世界には1,000種類以上あるといわれています。
より素敵なオリーブを皆さまに届けたいという想いから、良いオリーブの木がないか探していたところ、先日オリーブの木の栽培から販売までやっている、"オリーブ専門"のお店「iroiro garden」さんに出会うことができました(^^)

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そこで今回のブログでは、オリーブの知識を少しまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください♪
(詳しくは、iroiro gardenさんに聞いた方がいいかもしれません...!笑)


◆オリーブの基本情報
科名・属名 モクセイ科・オリーブ属
分類    常緑高木
樹高    2m~
原産地   地中海地方
開花期   5月~6月


◆オリーブの特徴
皆さんもご存知のとおり、果実がオイルやピクルスに使われており、世界中で栽培されています。
他の常緑樹よりも葉の色が明るいことや、樹高があまり高くならないことから庭木として使われるようになり、シンボルツリーとしても人気です。

物件写真オリーブ2_s.jpg

初夏の5月~6月には、クリーム色の小さな花をたくさん咲かせます。
花には同じモクセイ科のキンモクセイのような香りがあるため、可愛い花と一緒に香りも楽しむことができます。

オリーブの花_s.jpg

そしてオリーブの最大の魅力といえば、美しい葉色ではないでしょうか。
オリーブの葉は品種によって形や大きさが異なるものの、ほとんどは長い楕円形をしています。
葉の表は光沢のあるオリーブグリーン、葉の裏は白い細毛が密生しており、風が吹くと銀白色に輝きます。
この魅力的な葉が一年中茂っているため、シンボルツリーとして人気があるのも納得ですね!

オリーブの葉_s.jpg

オリーブは同じ品種の花粉では受粉しないという性質があるため、実をつけたい場合には異なる品種を少なくとも2本以上植える必要があります。
夏に実ができ始め、最初は緑色で秋にかけて赤から黒い実に熟していきます。
10月~11月頃に収穫時期を迎えますが、フレッシュなグリーンオリーブか、熟したブラックオリーブのどちらを収穫するかは収穫するタイミングによります。

オリーブの実_s.jpg

オリーブの花言葉は「平和」「知恵」で、その由来は旧約聖書やギリシャ神話にあるそうです。
由来からも、かなり古い時代からオリーブが存在していることが分かりますが、なんと起源をたどっていくと紀元前1万年前頃にはすでに生育していたとのこと...!
またオリーブは樹齢もとても長く、地中海沿岸地域では1000年を超える木もあるそうです。
オリーブには長い歴史があることが分かります。

樹齢の高いオリーブ_s.jpg


◆オリーブの育て方のポイント
・日当たりのいい環境を好むので、一日を通して日光が当たる場所で育てましょう。

・オリーブは過湿に弱いため、水はけの良い土に植えることが大切です。
 地植えのオリーブは、しっかりと耕し、土をやわらかくするための堆肥を入れて土と良く混ぜます。

・地植えの場合は、土質にもよりますが、苗木や植えつけ直後の木を除けば
 水やりはほとんど必要ありません。

・3月の花芽が動き出す時期と、花が開花したあとの6月、実を収穫した10月を目安に
 肥料を与えてください。
 オリーブ専用の肥料も販売されています。

・害虫には比較的強いものの、特にオリーブアナアキゾウムシには注意しましょう。
 おがくずのような木くずが株元にあれば、アナアキゾウムシがいるサインです。
 見つけ次第、捕殺しましょう。

・オリーブの実がつく、つかないは剪定次第です。
 その年の春から初夏に伸びた新梢に、翌年花を咲かせて実をつけるため、剪定の時には新梢を避けて、
 混み合った枝や不要な枝を剪定することが重要なポイントです。


いかがでしたでしょうか。

オリーブは知れば知るほど、魅力的な植物であることが伝わったのではないかと思います。
品種によっても特徴が異なるので、ぜひ自分の好みに合った素敵なオリーブに出会えるよう、お手伝いができたら嬉しいです(^^)