四季を感じられるモミジのある庭

四季を感じられるモミジのある庭

こんにちは。FORUMの城です。

10月に入り、季節は秋になりました。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋...など色々思い浮かびますが、
秋といえば、紅葉ですよね(^^)
そして紅葉といえば、「モミジ」です。

モミジはシンボルツリーとしても人気があり、FORUMの施工物件にも何度かモミジを使っています。
ブログの最後で、実際にFORUMの物件でどのようにモミジを植栽しているのか紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

モミジはメジャーな植物ですが、国内だけでも30種類以上あると言われており、意外と詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか?
ここからは、中でも庭木に向いているイロハモミジについてその特徴など、ご紹介していきたいと思います!

イロハモミジ_s.jpg


◆イロハモミジの基本情報
科名・属名 ムクロジ科・カエデ属
分類    落葉高木
樹高    5m~7m
原産地   日本、朝鮮半島、中国、台湾
開花期   4~5月
紅葉期   10~12月
別名    イロハカエデ


◆イロハモミジの特徴
イロハモミジは秋の紅葉を代表する木であり、日本の山で自生する姿だけでなく、その特徴的な葉の形やナチュラルな樹形から庭木としても人気の高い樹木です。

山に自生するイロハモミジ_s.jpg

ちなみに名前の由来は5~7つに尖った葉先を「いろはにほへと」と数えたことから、イロハモミジとなったそうです。
また別名にもある「カエデ」という呼び名は、葉っぱの形が「カエルの手」に似ていることから来ているそうです。

イロハモミジの葉_s.jpg

紅葉のイメージが強いモミジですが、春に花を咲かせる姿や夏の新緑にも風情を感じられます。
そして落葉樹であることから、夏は生い茂る葉で強い日差しを遮り、冬は葉が落ちることで暖かい日差しを取り込むことができます。

イロハモミジの新緑_s.jpg
イロハモミジの花_s.jpg


◆イロハモミジの育て方のポイント
・適湿で肥沃な土壌を好みますが、夏の直射日光にもある程度耐性があり、
 どのような場所でも環境に合わせた樹形となって育ちます。
 ただし、日照不足だときれいに紅葉しないため、できるだけ日当たりの良い場所に
 植えるようにしましょう。

・植え付け後の新葉が成長しているときは、根を乾かさないようにたっぷりと水やりをしましょう。
 ある程度根付いたら、基本的に水やりの必要はありません。

・イロハモミジは日当たりや風通しが悪いと病害虫が発生します。
 特にテッポウムシ(カミキリムシ)が木に穴を空けて中へ侵入し、枯れてしまうことがあります。
 5月中旬〜8月までは、月1回薬剤を散布しましょう。

・イロハモミジの剪定は難しいと言われています。
 自然な樹形を楽しむために、生育の強い枝を外し、おとなしい小枝の生育を観察しつつ
 剪定をすることが重要です。
 なお、剪定は葉の落ちている冬の時期におこなうようにしましょう。


それでは最後に、FORUMでの施工事例を見ていきたいと思います!


イロハモミジ2_s.jpg
真ん中の木がモミジです。
広いお庭の中でもモミジを手前に持ってきて、四季を感じやすくしました。

イロハモミジ3_s.jpg
後ろに見えるのは和室の窓。
和室の窓から外を見たときに、和を感じられるお庭にしたいとのお客様のご要望で、窓のそばにモミジを植えました。

イロハモミジ4_s.jpg
室内やウッドデッキから空を見上げると、モミジの葉が優しく包み込んでくれます。


いかがでしたでしょうか。

やはりモミジの樹形や紅葉の美しさ、新緑の風情は日本人の心に響くものがあります。
山々で自生するモミジや日本庭園にあるモミジだけでなく、お庭にも植えてモミジの魅力を日常の中で楽しんでいただけたらと思います。